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2006年10月27日 (金)

雪組「Young Bloods!!」を観て

2006年雪組「Young Bloods!!」を観て。


ACT1「雪の血漿」構成・演出は斉藤義正先生…東宝の雪組公演は一度足を運んで観る位なのでお芝居は全体を観ますがショーではいつもコムちゃんやまーちゃんのダンスに目を奪われてしまい時々水さんや壮さん・音月さんを観るのが精一杯です。



そんな自分なので凰稀さんや大湖さんを観る機会は無かったと言うのが実のところですが、でも最近めきめきと頭角を現してきた凰稀さんってどんな人?と言う気持と雪組みの下級生ってどんな人がいるの?とちょっと覗いて見たい気持ちでこの作品を観ました。

 

父親が外交官の家族は職業柄アメリカと日本の二つを祖国としていた。



久しぶりに故郷東京に帰った家族は父親がベースボールの選手だった事から家族も慶応のエースピッチャーとして活躍していた弟(ロバート)と早稲田のスラッカーとして活躍していた兄(ウィリー)がいた。


二人はお互いにライバルで白球を追いかける日々であったがアメリカと日本の仲が険悪となり父親に帰国命令が出たのを期にアメリカに帰ることになった…しかし家族がアメリカに渡ろうとする時、兄は日本に残ると言う…兄は弟が愛する女性(さゆり)を愛してしまっていて身勝手さからさゆりに「弟はもう日本に戻ってこない」と言う嘘の内容の手紙を渡してしまう。



その後さゆりは兄と結婚する。しかし兄は南方で捕虜のアメリカ兵を誤って殺してしまう。


弟はアメリカ兵として志願し日本にきて初めて兄とさゆりが結婚していたことや手紙の事を知る。兄に憎しみを抱きながらも愛するさゆりの為にも又血の繋がりからか兄を救いたい気持ちもあり真実を知りたいと手を尽くすが叶わず兄は判決を受ける。


さゆりはロバートに出会い自分達がかけがえの無いロバートや愛美を苦しめた事をわびロバートに感謝しつつ自ら命を絶つ。弟は兄と最後の面会をし手を尽くしたが兄を救えなかった事をわび、仲良しだった頃を回顧し昔を懐かしむ兄弟でした。

その後兄は刑執行となり弟は持っていたピストルを頭に向ける場面で幕を閉じる。

 

戦争により離れ離れとなった兄弟が憎しみ合う人生を送る事になってしまうが最後は兄弟の絆を感じる場面が観られて感動的でした!


主役の凰稀さんは背も高いし容姿は申し分ないが少々優しい男役が気になり物足りなさを感じたのですが終わりに行くにしたがって憎しみや悔しさが伝わってきて最後は熱いものを感じましたね!


でも残念ながらダンスは男役としては切れが無くもう一つ頑張って欲しい気がしました。



大湖さんは憎まれ役を自然に演じて憎々しさが感じられました。最後に弟に対し「ロバート悪かった!」の一言にはすごく感情が篭っていましたよ!

又テリーを演じた真波そらさんも良かったですねー!


ジムを演じた梓さんは銃を向けられた時恐怖におびえる場面は迫真にせまる様子が伝わってきて上手かったですよ!


法廷の場面は歌とダンスで表現していて、黒天使の様なダンスメンバーが兄を囲んで踊ったりする趣向も良かったですし、兄の恋人だった愛美とテリーともう一人3人で唄い踊る場面は曲の旋律が裏切られた愛美の切なさや悔しさを一層強くあらわしていました。

 

斉藤先生、最後は主役の3人までもが死んでしまうと言う悲しいストーリーではありましたが全体としては戦争を背景に兄弟とその愛する人たちの気持ちが繊細に描かれセリフから歌へ歌からセリフへと入る場面が自然でミュージカルとしても素晴らしかったです。


そして音楽も良かった!こんな風にストーリーも音楽も良かったときに見ごたえのある作品が出来上がるのだと思いました。

そしてこんなにも人々の人生を狂わせてしまう戦争が起きないで欲しいと願うばかりでした。

 

今までわからなかった生徒さんを一気に知ることが出来今後の雪組み観劇が楽しくなりました。

 

 

 

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