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2008年4月23日 (水)

映画「赤と黒」を観て。

映画「赤と黒」の前編・後編を観て…何度かに分けて観ましたが前編を観ている時に思ったのですが恋と野望に満ちた人生と謳っているけれど伯爵の目を盗んで次第に大胆に夫人を愛していく様子を観て、な~んだ我慢の出来ない青年が今を楽しんでいるだけじゃないの!…と思えて来る気持ちを抑えながら観ていました。



しかし後編はマチルドに愛されたり罵声を浴びたり屈辱に耐えながら、それはそれはコロコロと変わる気まぐれで傲慢なマチルドとの恋を操りながらやっとのこと結婚へと漕ぎ着けたのに…


一通の手紙によって人生が一転していく!…これが映画の面白さと言うところでしょうが、最後ジュリアンは思想家らしく気高い心を持って勇気を持って立派に処刑されると言う…何とも悲しい映画でした!



それにしてもいくら広い邸宅と言ってもレナール氏は町の噂になるまで気付かないとは…結局あの小間使いに恨みを買ったことが問題でしたね!

前編は貧乏な製材所の息子のジュリアンがラテン語に秀でていた事からレナール家の家庭教師に雇ってもらうジュリアンですが、伯爵家の広い邸宅で次第に夫人の愛に溺れ、又レナール夫人は貞淑な妻から次第に大胆になって行く。


しかし子供の病気をきっかけに夫人は後悔し、ジュリアンに対し急に毅然とした態度で接するようになります。ジュリアンを好きな小間使いが居て求婚し断られ恨みを買われます。


夫人との恋が町の噂となりジュリアンは野望通り神学校の道へ…この時代立身出世するには僧侶になるのが近道だったらしい…このレナール夫人との恋が彼の人生を狂わせる事になるとは…。



後編では神学校でジェラールの才能を認めるピラール司祭が退任することになる…と同時にジュリアンもパリへ…パリでラモール侯爵の秘書に推薦され侯爵の有能な秘書として認められるようになる…侯爵邸の豪華な調度品や多くの使用人を見て改めて貴族の豪華な生活ぶりを伺わせる。


ジェラールの為に洋服を2ダースも誂えたり庶民感覚からはかけ離れていた。


しかしジュリアンも歩き方が悪いからとダンスを習うよう言われたりフェンシングに乗馬にと優遇された秘書生活の中で舞踏会に招待されたりしているうちに侯爵の令嬢マチルドにも注目され二人は愛し合うようになる。


ジュリアンはネイ元帥のお墓をお参りしたりナポレオン崇拝者としての顔を覗かせながらも気まぐれなマチルドを相手にひょんな事で出会った男爵の助言によりフェルバック夫人を利用して彼女に嫉妬心を仰ぎながら次第にマチルドを支配していく。


ジェラールは秘書として侯爵に気に入られて行く一方で婚約者が居ながら身ごもってしまった事を父親に告白したマチルドは父親の反感を買うが、二人の結婚を認めざるを得なくなった侯爵は怒り、レナール夫人にジュリアンの身上の調査を依頼する。


夫人は過去の自分との関係や、さらにはジュリアンは傲慢で偽善者と手紙に綴る…この時の内容がすごい!


手紙の一部…貧しさゆえに貪欲で宗教心など全く無く成功するために彼が使う手段は女性を誘惑し支配する事…ソレル氏は反感を抱いている上流階級の財産を狙っている…)(後で判るがこの手紙はレナール夫人が書いたのではなく仕方なく判を押しただけだった)これを知ったジュリアンは怒り教会へ行ってレナール婦人を撃つ…幸い死に至らず…



このことでレナール夫人はジュリアンが未だに自分を愛してくれている事を知ることになる。


ジュリアンは法廷で初めて自己主張し本心を覗かせる…貧乏から這い上がってきたジュリアンはナポレオンを崇拝し上流社会を憎み貧富の差を軽蔑する者を許せなかったのだ…


貴族達は身分を守ることに必死で財産を失う事が恐いだけ…と罵り革命は直ぐに起こる!


と…貴族達に向かって貧しい家庭に生まれ差別された恨みをはらすと同時に公の場で初めて不平等に抗議したのである。


そしてレナール夫人やマチルドが推する弁護を受け入れず死刑が確定するがジュリアンが死刑と判決されてからもレナール夫人は自分はこうして元気だし彼に罪は無いと裁判長に無実を懇願し獄中の彼に遭いに2ヶ月も毎日通うという。


マチルドは何とか助かるよう取り図ろうとするが全て断る…貧しくても精神だけは気高く堂々と立派に死にたかったのだろうか?


死刑執行の日を迎えるまでの二人のジュリアンへの愛・神父との別れの場面・死刑台へ向かう様子・そして彼が処刑されてからもマチルドは彼女が尊敬したマルゴの様に愛する人を自らの手で埋葬した事・レナール夫人はジュリアンの死後3日後に息子を抱きながら命を絶ったと語られ如何に彼女達がジュリアンを愛していたかが感じられいて涙が溢れてきました。

この映画の「赤と黒」を宝塚の脚本化がどのようにまとめどんなセリフで表現していくのだろうと興味を感じるところです。

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