バウ「武蔵野の露ときゆとも」
1997年のバウ作品「武蔵野の露ときゆともを見ました。ずっと以前に一度見ていたけど、最近NHKで「篤姫」をやっている事もあり見たくなる。
この作品以前にも折に触れ少し書いたことがありますが、バウ作品で和物とは言え楽曲がないのです…最初に観た時はびっくりしました…笛の音色と鼓の音色だけと言う事がお芝居に集中できた理由かもしれない…と思いながら見入ってしまった私ですが見終わって見て…実梁と皇女和宮の秘めた思いが美しくも切なく、不幸を他人に渡さぬ為にとひたすら最後まで実梁の言葉を忘れず家茂の亡くなった後も大政奉還では慶喜の助命と徳川の家名存続にと尽くし国の為、人の為と守り通した和宮がいじらしく思えました。
麻路さんは慣れないお公家さんの言葉でのセリフ、難しい昔の言葉での内容が詰ったセリフを感情を篭めて惹き込むってすごいな~と思いました!
実梁役については…和宮への優しい心や内に秘めた思い…引き裂かれた二人が最後に運命的な出会い…最後は言葉にも…姿にも…瞳の色にも表さずで見詰め合って幕が下りる最後が感動的でした!が麻路さん唯ひたすら耐える姿が男らしくて素的でしたね~!
将軍家茂に嫁ぐを嫌がっていた和宮が結婚後は短い結婚生活ながらも幸せであって良かったなと(実話なので)思いましたが、嫁ぐ前実梁には心のいらいらをぶつけてきた和宮が最後に官軍の政隊長となられた橋本実梁と出会い、慶喜の助命と徳川の家名存続を懇願し頭を下げた場面では泣いてしまいました!
昔の日本って女性が政治に利用され犠牲になったことは知っていたけど、篤姫やこの作品を観て幕末の動乱の時期に当時の人物の心の内を知ることが出来大変だったろうなと思う気持ちながらとても興味深く観る事が出来ました。
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