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2008年8月 1日 (金)

「ミュージカル南十字星」を観て

劇団四季の秋劇場で「ミュージカル南十字星」を観てきました。


戦争3部作の一作品で戦争の事を知りたい気持ちもありましたが、前回樋口麻美さんのダンスを観て、この人の出るお芝居も観て見たいと言う気持ちも強かったのかも。



インドネシアの独立と日本の進駐を背景に保科とリナの実らぬ愛・消えて行った若者の姿に虚しさ感じ戦争で死んでいった兵士以外にも戦犯として死を迎えなければならなかった多くの軍人が居た事を思うと堪りませんね。


そしてあの裁判中のセリフにもあった一発の爆弾で何十万の人が死んでいったのは罪にはならないのか?と問うセリフは今でも頭に残ります。


京都で出会い、お互いに思いを寄せていた保科とリナだったがインドネシアの情勢を憂いリナは急遽帰国することに…いつか再び出会い一緒に♪ブンガワンソロを唄おうと約束した二人なのに、二人は戦争に翻弄される人生…リナが最後に一人でしかも保科が絞首刑となった別れの歌となってしまうとは…。




オランダ軍との戦いの中で保科はリナの兄の救出をする…その時に負傷した傷の手当で思いがけなく偶然にも又リナと再会した二人…インドネシアの人達は植民地支配から解放された歓びに浸り、リナもその中に居て火祭りで沸く中踊りを披露したり、夜には南十字星の下で永遠の愛を近った二人だったのに…



しかし次第に食料不足や労働の強要で現地の人々と烈しく衝突したりオランダ人捕虜の扱いで最後には上官の罪まで被って裁判を受け、捕虜虐待と終戦協定違反の罪に問われ、十分な調査もせず満足な弁護も得られない中でついには絞首刑の判決が下る…必死に保科勲の無実を訴えるリナの願いも虚しく哀れだった!…あのころの連合軍の裁判って結構いい加減で驚き!




最後は、再会し一緒に唄おうと約束したブンガワンソロをリナが唄う中…保科が絞首台に上って行く場面は心が震える場面でしたね~!



でも正直の所、この舞台を観るまではもっと泣くのかなと思っていたんですが…予想外でした。絞首刑が決りリナとの別れに悲しさが込み上げてきましたが「李香蘭」ほどでは無かった!


李香蘭の野村玲子さんの感情の篭った歌を聞いただけで涙がポロポロだったんです!



阿久津さん…リナに対しても誠実さを感じる青年で兵士となってからも温和な印象であの舞台からは捕虜虐待は感じられなかった…しかし残念ながら温和な印象が強く男らしさが感じられなかったのは脚本の所為なのかな?今ひとつ物足りない。



ウェストサイドで惹かれた樋口さん…今回のお芝居はしっかりした娘と言う印象の中にも可憐さも感じて良かったと思います。火祭りの中での踊りはほんとに現地の人が踊っているかのような印象で柔らかな女性の魅力が表現出来ていて素晴らしかった!



歌も上手いし唄いながら涙の後が見られ彼女なりに感情を篭めていたと思うのですが…人によって感じ方も違うとは思うのですが今一つ盛り上がりに欠けていたのかなと言う感想も持ちました。次はやっぱりダンスで活躍する樋口さんを見てみたいですね~!




今回も一番前のお席で見させてもらいましたが…インドネシアの人々が口々に日本軍に騙されるな!と混声合唱で唄うシーンは現地の人々の必死さが感じられすごい迫力で印象に残りました。


又人々が逃げ惑う中で耳を劈くばかりの音と同時に爆弾が爆発するシーンは直ぐ目の前で真っ赤な炎が広がりびっくりしましたが宝塚とは違った装置ですごい迫力を感じました!



でもこうして戦争三部作を見終わって見て思うことは…「李香蘭」も「異国の丘」も今回の「南十字星」もですが私に取ってはとても為になるお芝居でしたが、大好きな舞台をみて戦争の事を少しでも知ることが出来た事はもちろんですが、浅利慶太さんの意図する戦争は絶対に起こしてはならない…その為に国の偉い人たちだけでなく一人一人が常日頃から責任ある行動をしていかなければ行けないのだということを改めて感じた舞台でした。

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