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2008年10月28日 (火)

月組版「銀ちゃんの恋」を観て

1996年6月に行われたこの「銀ちゃんの恋」は…宝塚歌劇としては異色の題材ながら~と書いてある通り、夢を売る宝塚からは逸脱しておるのではないかと思いながら観た作品でした。



ずっと以前にこの映像を初めて観た時はボロ泣きした覚えがあるのですが今回も倉岡銀四郎を演じた当時の月組主演の久世星佳さん・子分のヤスを演じた汐風幸さん・小夏を演じた風花舞さんの3人の演技が余りにもリアルで何度も込み上げる気持ちを抑えながら観た作品でした!

 




兎に角映画好きな人達のハチャメチャな人生にびっくりしましたが、同時に映画スター銀ちゃんのスターの座を守りたい気持ちや映画に掛ける熱い情熱が感じられ、そんな銀ちゃんにとことん惚れどこまでも付いて行こうとするヤスの気持ちが伝わってくる映画でもあり、二人に振り回される小夏の人生が余りにも切なく感じた作品でもありました。

 

 

 

自己中心的な性格の俳優銀ちゃんが、恋人の小夏に赤ちゃんができたために、子分の大部屋俳優ヤスと小夏をむりやり結婚させようとすることから起こる…そんなストーリーでしたが…



女優を捨て安アパートに住み、ヤスに気兼ねしながらもヤスと一緒に生活して行こうと決心する小夏が余りにも健気でいじらしくて…それなのに若い恋人との恋を見せ付けたり、ついて行けなくなったら再び小夏ちゃんに言い寄ったり…それでも憎めない銀四郎なんですね~!




ヤスに対しても小夏っちゃんを押し付けられてまで…どうして?と言う思いで観ていましたが…気の弱いヤスが大スターに反論できるか~?と小夏に過去のうっぷんを一気にぶちまけ八つ当たりする場面は…お~!これが本音だったのか~とちょっと判る気もしました…かといって小夏のお腹を蹴飛ばす場面は女性としては許せなく辛い場面でもありました。



 

そんなヤスが小夏の為に命を掛けて階段落ちを願い出たり、出演を引き受け当日意を決して新選組と戦い寺田屋事件の階段落ちに望む場面は弱いヤスもこの時ばかりは男の気迫をみせてくれて…汐風さんも久世さんに負けじと良い芝居を見せてくれて素晴しかったです!




 

まあ小夏とヤスは観ている者には同情を買う役とは思いますが…銀ちゃんも又最後の方でヤスが階段落ちで出演が決った辺りから亡くなるまで、子分ヤスに対する目立たない心使いに心優しい面を感じたり周りの人達からも、この作品が人情深い作品に成っている事が感じられました。



 

本当に作品の内容もですが銀ちゃんの演技も何もかもが宝塚の粋を逸脱していたように感じました。原作の蒲田行進曲は読んではいないですが直木賞受賞作品だけあり面白かったです!



 

観に行っては居ないけど大空祐飛さんの銀ちゃんはどんな銀ちゃんなんだろうか?



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