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2008年11月22日 (土)

劇団四季の「解ってたまるか!」を観て。

先週の寒い日に自由劇場へ行ってきました。


「解ってたまるか!」と言う舞台でライフル魔が12人もの人質を取ってホテルの一室を占拠した事件を題材にした舞台だったのですが…どんなお芝居かも予習せずに出かけていて、写真だけ見て喜劇なのかと思っていました。



でも全然違っていて、昔実際に起こった金嬉老事件を題材にしたものでした…確かに金嬉老と言う名前だけは覚えていたが…どんな事件だったのかは頭に無い。



ストーリーは…主人公の村木という男は、生い立ちから人殺しの子と苛められたが、ある猟師に可愛がられ射撃の名手に成る。


オリンピックも夢見るが警察の策謀で前科者の子は葬られ代表の場も警察に奪われたという過去でした…そんな警察に恨みを抱いての犯行だったようですが。



ダイナマイトとライフルで人質を脅し、人質達も上手く解放されたいと言う気持ちからライフル魔の言いなりにむしろいい子になっているところが緊張の中にも可笑しさがあったりしましたが、説得を試みる警察も何の進展もなく時間が過ぎていく…


犯人は尤もらしい理屈を捏ねあれこれと口走りながらの一人芝居…まあ犯人役の加藤啓二さんは良くあれだけのセリフを覚えられたと言うくらいにすらすらと演技されていましたが芝居としては何の面白味がなく、正直の所、正味2時間半はきつかった!



ようやく劇団四季に対しては暖かい作品が多い劇団だな~と思い始めていたのに作者は浅利慶太さんではなかったがこの作品を観てがっかりしました。



舞台上で人質になっていた人たちは余りセリフもなく退屈だったろうと思えたが…まあ観終わってみてこれは社会風刺の作品であることは感じましたが…作者は何を言いたかったのだろうと思ってプログラムを見るとやはり日本の社会的風潮そのものを明確に浮かび上がらせたことに興味を持って書いたのだとか…


極端な言葉で言うなら日本の社会の恥部をさらけ出した作品らしい…まあ誰しもがダイナマイトにライフル銃を持っていられたらこんな風に何も言えなくなるのは仕方がないだろうが警察までもが説得に当っても何も出来なく振り回された結果に終ったのがこんなものなのかと思えました。




それにしても最後の朝焼けの景色の中に居ながら…こんな素晴しい景色の中でこんな静けさが欲しかった!それにはこうでないと~と言って自分にライフルを向けて死んでいくと言う最後が気に入らない!…



私はそのセリフに激怒!なんて勝手な言葉だろう!美しい自然はみんなの為にあるんじゃ~!と言いたい気持ちだった。


あんなお芝居を舞台で見せていると四季が嫌いに成る…帰りは心まで寒く感じました。


観終わって直ぐには書きたい気持ちにはならなくて…こんなネガティブなブログになってしまいました。

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