星組「赤と黒」を観て。
2008年星組「赤と黒」名古屋特別公演を愛知厚生年金会館よりの放送を800チャンネルで観る事ができました。
先ずプロローグのとうこさん(安蘭けい)の歌と4人の男役のダンスに惹き付けられますね!
主演のジュリアン・ソレルを演じたとうこさん(安蘭けい)…ラテン語の教師として雇われる頃は気負わず淡々としたセリフからは若々しさや青年らしさが感じられ、次第にレナール夫人へと恋に落ちていく頃のジュリアンは自然な演技の中にも熱く大胆さや激しさが・又秘書に雇われてからは野心が感じられ素晴らしかったです!
邪気の無い貞淑な妻のレナール夫人のあすかちゃん(遠野あすか)は子供たちを大事にしながらもジュリアンへと次第に惹かれて行く様子・熱く恋に溺れるようになる様子が描かれていて、貞淑でありながら熱い恋に悩む若くて美しい伯爵夫人が観られました。
町長役のレナール氏を演じられたしいちゃん(立樹遥)はいつもヴォルノ氏に対してライバルむき出しのいやな性格も見せながら、伯爵と言う気品も感じられて良かった!
フーケ(ジュリアンの友達)を演じたちえちゃん(柚希礼音)は上手いが、力み過ぎて疲れる…もう少し力まず自然に演じられたら良かったのに~!
でもダンス場面においては切れの良い魅力的なダンスで目が離せなくなるほどに素的ですね~!
2幕の幕開けは華やか!
夢咲ねねさんのマチルド…高慢さを感じさせながらも次第に引かれていく様子が良く表現できて居て上手かったですね!
選りすぐりの男役陣による♪恋は曲者~のダンスが素的でしたね~!
後半マチルダとの恋も上手く行くかの様に思われる寸前で不利となって悲しい結果に終りましたが、ジュリアンの自分に正直に生きようとした崇高な気持ちが伝わって来て良かったです。
それにしても死刑が決まってからも友達からは全財産をなげうってでも助けたい気持ちが感じられたり二人の女性からも最後まで烈しくジュリアンを愛した気持ちが伝わってきて幸せな人でしたね。
とうこさんの♪死は永遠の愛を与えてくれる~の歌も良かったし、フィナーレのちえちゃんを中心に人気男役5人のダンスそしてとうこさんとあすかちゃん・ねねちゃんの3人の唄う歌がすばらしかったです。
正直言って宝塚の舞台であの「赤と黒」の世界を何処まで表現できるのかと思っていましたが、さすが柴田先生!
レナール夫人との燃える様な恋も、気高いマチルダとの恋も宝塚の枠の中で烈しく綺麗に見せて素晴らしかったですヽ(^o^)丿
公式の公演の説明はこちらこちら
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