花組バウ「BUND・NEON 上海」千秋楽を観て
朝夏まなとさんのバウ初主演でもあり、生田大和先生のデビュー作品でもあると言うこの「BUND・NEON 上海」を観て。
上海マフィヤの怖い世界で、行方不明の恋人を追って一人勇敢に闘う青年クリストファー朝夏まなとさんも、マフィヤのボスの片腕の劉を演じる望海 風斗さんも、さらには上海マフィアのボスを演じる紫峰 七海さんも素晴らしい演技で、演じると言うより怖い人物になりきって男の世界を良くここまでと感心しました!
強面のお兄さん方が大勢いる世界で、主人公のクリストファーがどうなるのか誘拐されたエドガーの妻、白華れみさんは見つかるのかとかダスカのダンサーはどうなったのかとか、常にヒヤヒヤドキドキしながら観て居ました。
クリストファーを演じられた朝夏さんはシンシアを殺された執念からか観光を装って無謀にもマフィアの組織に挑む姿が男らしく、こころの強い男を感じました…ダスカのダンサーを探したり誘拐されたミシェルを助けようと命を掛けて闘う姿にミシェルへの想いが感じられたり、優しい男も演じて素晴らしかったです。
望海さんもこんなに歌もお芝居も上手い人とは!ボスの片腕として見せる強い男から、ボスの要求に心の迷いを感じ最後はボスを裏切り人間味を見せる最後が感動もので、撃たれた後は正に迫真の演技でホロッ!とさせられました。
白華さんは…歌も上手いし、美人で会長夫人らしい振る舞いがお似合いでしたがクリストファーに対してこころの迷いを感じながらも優しさに心を開いて行く様子を感じました。
クリストファーとミシェルのラストの場面が未来への希望が見えるラストで良かったです!
舞台を通して歌は皆さん上手い方ばかりでしたし演技も女性だけで演じて居るとは思えないほど男の世界を描き男役の魅力を余すところなく見せてくれて居ます。
日本国の総領事館の森下さんを演じた鳳真由さんの存在は何のために居た人なのか?ちょっと分かりませんでした。
暗い世界で一人唯一人癒し系役の真瀬はるかさん…朝夏さんの危険な時にちょっとだけ安堵を感じさせてくれる役で良かったです。
専科の美穂圭子さんがダスカの女主人リュドミーラ役を上手くこなし素晴らしい歌も聞かせてくれました。
リチャード高翔 みず希さんはクリストファーの上司だったのかな~!最初はその存在が良く判らなかったのですが、実は杜月笙(マフィヤのボス)と通じて居たようですね。
この作品言葉が難しくて一度観ただけでは理解できない部分がありました…でも今回ナウオンでは上海の特別な地区の特殊用語を解説されて居てお~すごいと思いましたが、でも眠くなってしまって…残念でした。
生田先生の今後の作品に期待しています!
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ライバルも オフはわいわい 仲良しに
運動会 ダイジェストでも 待ち遠し
組ごとに 激しく競う 運動会
仲良しも 切磋琢磨の 舞台上
投稿: いの | 2014年10月 2日 (木) 07時53分