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2015年5月 9日 (土)

山本耕史さんが出演の「嵐が丘」を観てきました。(写真を追加)

日生劇場で「嵐が丘」を観て参りました…正直感想を書くには一度見ただけでは把握できず~正直言ってブロガー泣かせの舞台でした。



これから舞台をご覧になられる方は、以下ネタバレですのでご注意ください。




翻訳・脚本・演出家によれば、原作小説の台詞の骨太な良さを味わって頂くために出来うる限り原作の台詞のまんまを抜粋構成で脚本を作られたとか~それゆえ観劇後、どっとお疲れになるかも知れません…それが演劇と言うジャンルの持つ醍醐味であると考える~と書かれていましたが、




正直観終わって人間が自己を制御することなく、心のままに生きる嫌な世界を観てしまった様な重く暗い気持ちになりました。



激しい雷の音で始まった舞台は、父親が健在だったころのキャサリン(堀北真希)とヒースクリフ(山本耕史)は幸せな日々を過ごしていたようですが、
子供の頃の二人は演出が悪いのか仲よく遊ぶくらいの印象しか感じられず~





大人になってからの日々は
ヒンドリー(高橋和也)とヒースクリフが激しくぶつかり合い~家族は唯強いヒンドリーに怯えながら日々怒号と罵声が行きかう中で過ごして居た様な印象で家族らしい暖かさも無く~暗い印象でした。






でもその中で
唯一正義感や優しさを感じさせてくれる舞台解説役のネリー(戸田恵子)の言葉にほっとしたりしていました。



キャサリンはヒースクリフを強く愛しながらもそれほど愛していないエドガー(伊礼彼方)と結婚したことで、ヒースクリフに逃げられたり~



キャサリンにしてみればヒースクリフとの愛を安定させるためにそのような道を選んだのかも知れないが~ヒースクリフにしてみれば、それがどれほどの侮辱でどんなにつらい事だったか!
どうして復讐に燃えるようになったのか!とか、お金持ちになって見返してやろうとか~でもそこら辺のヒースクリフの気持ちが描かれて無くて~でもヒースクリフが3年後にお金持ちらしく風格を感じる姿で戻って来たので~そう感じましたが、
キャサリンは大喜びではしゃぎ~エドガーを袖にし、ヒースクリフに寄り添ったり~と言う身勝手さ!で、




エドガーの妹イザベラ(ソニン)までもがヒースクリフを愛してしまった事で、今度はキャサリンとイザベラがぶつかり合う世界で、





結局最後には
ヒースクリフと言う一人の青年を家族にした事で、嵐が丘もリントン家のお屋敷の権利も全て奪われると言う、ヒースクリフの野望に満ちた人生を感じましたが~




キャサリンとヒースクリフの愛も激しく愛し合いながらも楽しい日々は無く~哀れな人生で終わった重く暗い世界だったように思いました。





キャサリンの人物像については、ヒースクリフを愛して居乍らエドガーと結婚してしまったり~ヒースクリフが戻ってくれば
人間として自制することなく、エドガーに恥をかかせ~ヒースクリフに対しても言いたい放題の言動で傲慢で身勝手極まりなく~お嬢様根性を感じました。



ヒースクリフも又お屋敷の一員に受け入れて貰い乍らも、優しかった父親代わりを失った後で家族に対して恩返しすることなく~、キャサリンを強く愛しながらも辛い仕打ちを受け~、乱暴で自制のない野望に燃える人間に
変わって行ったようで





でも如何に最後までキャサリンを追い求めて居たのか~如何にキャサリンを愛していたか!最後にキャサリンの隣に骨をうずめて欲しいと言う言葉が
手に届かなかった事を物語って居て~



この場面、野望に燃えた強いヒースクリフではなく、本当のヒースクリフの心を感じて~幽霊でキャサリンが傍にいると感じているようで~キャサリンの居ない寂しさに打ち震えていて~役を熱演する山本さんを感じましたが、二人が白い衣装で手を繋いだラストを観ると、きっと生きている内に一緒になりたかったんだろうな~と何とも哀れな
ヒースクリフを感じました!


それにしてもキャサリンを演じた堀北真希さんもヒースクリフ役の山本耕史さんも、ストーリーを進行説明役のネリーもすごいセリフの量で、それをとちらずにやって居られたことに驚きでしたが、





みなさんこの暗い舞台を20日間もやって居て、役を引きずる事は無いのだろかと
ちょっと心配になりました。



でもみなさんが役を好むと好まざるとに関わらず、役になりきって嵐が丘の世界を演じて居て役者だな~!と思いました!




日頃愛に溢れた宝塚の世界を観ているものにとっては、余り楽しい舞台ではない演劇の世界ですがもう一度観に行きます。


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