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2015年10月 4日 (日)

WOWOWで日生劇場公演「嵐が丘」を観ました。

WOWOWで放送された日生劇場公演の「嵐が丘」を観ました…待ってました~!の放送でした!




さすが選ばれた人たちによる憎しみ合いの舞台は暴力と怒号の中で激しく~恐怖さえ感じる世界でしたが、皆さん役になりきって嵐が丘の世界を生きて居られて、まるであの時代に居るかのようで怖かったです!



山本さんを始め、堀北さん・戸田さん・高橋和也さん・ソニンさん等が長セリフを感情を篭めて~すごいですね~!皆さんほんとに役者だな~と思いました!




感想は、劇場で観た時に沢山書いていますので、今回は大雑把に感じた事を書くことにします。



映像で観れば劇場で観た時よりもはっきりする面も多々ありました。





そしてこの舞台がとても
緻密な計算で創られて居た事を感じました…雷の音も、最初にロックウッドさん(小林大介)が訪ねて来て、昔話をするようにネリーが説明する事も、幽霊の場面が最初に合った事も~





正直言って劇場では幽霊の場面は暗くて怖くて~気持ちが悪くて~目を背けて居たからだろうけど、キャサリン(堀北真希)は幽霊となっても
ヒースクリフ(山本耕史)を求めて18年間一人彷徨っているとか~ヒースクリフも又幽霊でもいいから出てきて欲しいと強く願っていて~二人の強い愛を感じた。




ネリー(戸田恵子)が説明することによってそこで実感したありのままの説明だから、説得力があるし~、ネリーの明るさが観る者を暗い世界から少し救ってくれて居たように思う。





自分は劇場で2度も観て居たのに~映像で観て初めて感じ取れた部分があったり~何を観て居たのかと思う所もあって~恥ずかしい限りでしたが、








キャサリンとヒースクリフは強く愛し合いながらも、自制することなくお互いを傷つけ合う人生だったようで、




その結果ヒースクリフは復讐に燃え~キャサリンは嫉妬で気を狂わせ命まで落し~




リントン家も兄弟の縁まで切らせてしまい~嵐が丘を手に入れ~リントン家の財産まで奪うと言う~



それでも得られなかったキャサリンへの愛!手の届かなかった愛への心残りが幽霊でもいいから~の気持ちだったのかな~と、




お墓に入ってからでも一緒に並んでいたかった気持ちにつながるのかな~と思いました。





それにしても2幕のリントン家でのやり取りは、お互いを罵りあい~やがては女同士の闘いが凄かったですね~!


キャサリンの言葉は少しオーバーだったらしいがまんざら嘘でもなく~結果的にはイザベラはヒースクリフに弄ばれ捨てられて~唯財産目当てだった訳で~





しかしキャサリンはヒースクリフをそれほど悪く言いながらも使用人たちから逃がそうとしたり~、言う事と行動がちぐはぐで~そういう場面でも心の底ではヒースクリフが大事な事を感じました。



飲んだくれのヒンドリーの悪行にも驚きました!子供の耳を切り落とそうとしたり~信じられないほどの悪行でしたね!






ネリーは、子供のヘアトン(矢崎広)を隠したり、ピストルを使われたらあぶないから~と弾を抜いたり~と、ヒンドリーの攻撃を上手くかわし~ヘアトンを護って居て、ヘアトンはまるで使用人のネリーに育てられたような気がしてしまいました。




それからすごかった場面は、ヒンドリーがヒースクリフを家の中に入れないようピストルを持って阻止しようとしたとき、ヒースクリフは窓を破って入ってしまって、半狂乱の様に暴れて、ヒンドリーは殴り殺されたかと思いました。





その時のイザベラの恐怖感がすごくて~どれだけヒースクリフが怖かったんだろう!と思いましたね。

ヒースクリフとキャサリンの死ぬ間際のやり取りもすごかったが、死ぬ間際になってやっと本心を明かして~キャサリンも、エドガーとの結婚をもう良いじゃない許して!と言う言葉が聞けた。






劇場で観た時は最後になってやっと二人の強い愛を感じたが、今回は最初の幽霊の場面があったことによって、二人は心の底では愛しながらも、言葉では汚い言葉で罵っているんだなとか、それで時々言葉と行動が違う時があったのかと~感じて居ました。






その後はキャシーとヘアトンが出会い、二人はいがみ合いながらも次第に仲直りして行き~キャシーがヘアトンを庇ったり~ヘアトンがキャシーと組んでヒースクリフに対抗したり仲良しぶりが見えて~読み方を教わるヘアトンの姿が、これからの
嵐が丘を感じさせてくれて、明るい未来を感じた。



全体を振り返ってみると、ヒースクリフは復讐を果たそうとどれだけの人に迷惑を掛け、人生を狂わせたり~周囲を怖がらせ嵐が丘の財産もリントン家の財産も乗っ取ってさぞご満足だろうと思ったのですが…そうでは無かったのですね!





ヒースクリフは、全ては自分の物にしたけれどキャサリンと一緒に成れなかったことが唯一満たされ無かった!とキャサリンが死んでから、「俺を一人にしないでくれ~!」とか~それは余りにも身勝手な言い分だったが、
キャサリンが全てだった!と顔をゆがめて空しい胸の内を訴える時、これが本当のヒースクリフだったかと胸が詰まりました。





空しくて~哀しくて~寂しくて~辛そうなこのシーン、山本さんの役者としての演技が光りますね~!





あの世に逝ってからでも、お墓に入ってからでも~良いから~の愛に、そういう愛もあるのかと不滅の愛を感じました。






まさに愛と憎しみは紙一重の世界で~愛が強ければ強いほど憎しみも大きいのかと~又愛は、憎しみを超えて~と言う言葉も感じさせてくれた舞台でした!






いや~すごい舞台でしたね~!暗い舞台でしたが~なぜか嵌ると繰り返し見たくなると言う不思議な舞台で、G2さんの脚本演出は素晴らしかったです!ヽ(^o^)丿





舞台映像が終わった後で
堀北真希さんは、ヒースクリフの事を獰猛で礼儀知らずで教養も無くて~と言うセリフは、そう言いながらも好きなんだと言う気持ちで言うように言われたとか~キャサリンはそういう粗野な所が好きだったようですね。



キャサリンは女性らしい所も無く気も強く身勝手な女性でしたが、ヒースクリフは彼女のどこが好きだったのか?不思議です。


あの舞台を観終わった時、山本さんはオフもあの暗い気持ちを引きずっているのだろうかと心配しましたが、舞台裏ではせっせとラブレター作戦を日々考えて居られたようで、びっくりでした!でもその甲斐あって結婚出来て良かったですね!




末永くお二人仲良くお過ごしくださいと願っています。




長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで下さった方、有難うございましたm(__)m





最初に日生劇場で観た時の感想は…こちら


2度目に観た時の感想は…こちら




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