月組『グランドホテル』と『カルーセル~』初日(写真を追加)
昨日、月組『グランドホテル』と『カルーセル輪舞曲』の初日を観て来ました。
珠城さんのトップお披露目でもあるこの公演は、1993年にやはり月組で涼風真世さんのオットーが主役で公演されたそうですが、今回は珠城さんのフェリックス・フォン・ガイゲルン男爵が主役での舞台でした。
映画も観ましたが、それくらいフェリックスとオットーのどちらが主役を演じても可笑しくない舞台で、セットは椅子と小さな机、回転ドアのみ~常に素敵なBMが流れては居ましたが~
と言う今まで見た事もない舞台でした。
以下ストーリーなど舞台の様子↓
幕が開き姿を見せた珠城さんの立ち姿の美しい事!気品と優しさに溢れたお顔!そして
歌い始めた珠城さんの歌声が魅力的で惹きこまれて行きました!
ここで重要なのは舞台の端に鎮座するドクター(夏美よう)の存在…ドクターに寄ればフェリックスは見かけは男爵でも、貧しい詐欺師とか~その男爵が有名バレりーナと恋をするまでは良かったが、後半に行くにつれてその姿は変貌して~まさかあのような最期を遂げるとはだれもが思わなかったであろう!
美しく快活で魅力的な青年貴族で、一見優雅な長期滞在客だが、実は宿泊費を滞納し多額の借金を抱えているとか…そのフェリックスがマフィアの運転手に言われるままにバレリーナの部屋に盗みに入って~
とっさに出た言葉が彼女のファンであるとか~あなたを愛して居る~と言う言葉で、その言葉に喜びを感じたバレリーナのエリザヴェッタ・グルーシンスカヤ(愛希れいか)は、彼が詐欺師である事を自白した事で、彼女への告白も真実と捉え~恋に落ちる。
とっさに出た言葉が彼女のファンであるとか~あなたを愛して居る~と言う言葉で、その言葉に喜びを感じたバレリーナのエリザヴェッタ・グルーシンスカヤ(愛希れいか)は、彼が詐欺師である事を自白した事で、彼女への告白も真実と捉え~恋に落ちる。
彼女は、世界的名声を得ているロシアのプリマ・バレリーナ。しかし今では世間も彼女を忘れつつあり、彼女自身も踊る事への情熱を忘れかけている、つねにアンコールが無いと悩み苦しんでいた。そんな彼女を真剣に愛してくれることが分かっただけで、喜びを感じ~燃え上っていくグルーシンスカヤ。
その一方でフラムシェンにも甘い言葉で迫るなど~ドンファンぶりも見えたが、
その一方でフラムシェンにも甘い言葉で迫るなど~ドンファンぶりも見えたが、
そしてどちらが主役となってもおかしくないオットー・クリンゲライン(美弥るりか)…不治の病に侵され最後の日々をこのホテルで過ごすために全財産をもってやって来た人…最初は周囲から相手にされなかったが、フェリックスに優しくされたことで周囲とも仲良くなれて~この人がフェリックスの言葉を信じ株に投資し、一晩で16ポンド儲けた事で喜びを感じ最後は、フリーダと言う若い女性とホテルを出ていくとは~(@_@) 死を宣告された人が、元気を取り戻し~こちらも信じられない終幕だった!
フリーダ・フラム(フラムシェン)は役替わりで、今回のフラムシェンは海乃 美月さんでした。彼女はフリーのタイピストで、仕事を求めて、実業家ヘルマン・プライジング(華形ひかる)と会うためにこのホテルに来ていたが、彼の求めていたのは何でも言う事を聞く若い女性だった。多額の契約金だった彼女が脱がされる寸前 、フェリックスが入って来て~争いが始まり~奥へと消えた。撃たれたのはヘルマンかと思っていたが、フェリックスだったようだ。
傷ついたフェリックスを相手にグルーシンスカヤが踊る…彼女はまだ彼が撃たれたことは知らない。
グルーシンスカヤに忠実な付き人ラファエラは彼はきっと駅で待って居ると告げ、ホテルを出て行き、バレリーナもドアを出る。
沢山の歌や合唱で繰り広げられた舞台だったが、わずかの台詞で過去の人生を語る…経った一日半で起こった出来事の中にもそれぞれが抱える複雑な悩みや喜びがあり~それぞれの人生が見えた舞台でした。
支配人の輝月 ゆうまさん・ドアボーイや、電話交換手の人達・ベルボーイや・労働者たちがホテルマンとして働いていました。
少し異質な舞台でしたが、合唱やソロなど沢山の曲が織り込まれていてミュージカルらしさを感じた。
少し異質な舞台でしたが、合唱やソロなど沢山の曲が織り込まれていてミュージカルらしさを感じた。
個人個人について↓
珠城さんのフェリックス…優しい笑顔が魅力的で~沢山の歌を唄われていましたが、癒し声で伸びやかで~聞き心地が良く堂々とされてて~圧倒されましたヽ(^o^)丿
盗みはすれどもさすがに気品ある貴族を感じさせてくれて、この人ならでわの役に思えました。
周囲の人たちがオットーに冷たく取り合わない時、優しく声を掛け~自分は借金で大変なのにあまり辛さも感じさせず~その上自由気ままに明るく生きるフェリックスは、言われなければとても詐欺師とは思えず~でも次第に追い込まれて~変貌する男爵の最後は哀れ!まさかのラストでした!自然に演じて居られて惹きつけられました!
オットーの美弥ちゃん…腰を曲げ如何にも弱々しく~見すぼらしい格好の為、誰にも相手にされず~そんな見た目も気にせずなりきる美弥ちゃん。
でもフェリックスに親切にして貰ったおかげで、ホテルで一番いい部屋に入れて貰えて嬉しそう!優しく温和な感じが美弥ちゃんそのものでした!
途中、珠城さんと二人、バーに捕まりながらの足上げなどのパフォーマンスが面白かった!
グルーシンスカヤを演じた愛希れいかさん…如何にも世界的に有名な~プリマドンナらしく、踊る姿が美しく品があり珠城さんのお相手としてぴったりでしたね!
既にやる気をなくしていた彼女がフェリックスの愛の告白によって元気を取り戻していく様子・熱く燃え上がる様子をリアルに演じてバレェも美しかったですね~!
フラムシェンは…役替わりで、海乃美月さんでしたが上手かったですよ!
実業家との契約金が高く~ついて行こうと思ったのでしょうけど~脱がされそうになって~必死で逃れようとしていましたね(*^-^*)
それにしても、最後はやっぱりお金のあるオットーについて行くとは~現代っ子の様ですね!
運転手の宇月颯さん…マフィアの子分が運転手?恐そうでしたが役に成りきって上手かったですね!
運転手の宇月颯さん…マフィアの子分が運転手?恐そうでしたが役に成りきって上手かったですね!
グルーシンスカヤの付き人ラファエラを演じた朝美絢さん…じっとグルーシンスカヤの傍で彼女を見つめ、弱っている彼女を助けようとしている様子で、自分の財産さえ投げ出そうとしている感じでしたが、その愛は?
フロント係のエリック(暁千星)は奥さんがもうすぐ出産を迎えて心配そう!最後は生まれて皆さんに祝福を受けていました。若いのにこの役は大変だったのかなと思いましたが、慌てる様子心配する様子など良く表現していました。
モンパリから始まったショーは、とても華やかで、世界を周って居ましたが、やはり自分はラテンが好きなので南の島めぐりの場面のテキラ~とか男役ダンスが最高でしたが優雅な曲も素的な場面が沢山有り、見どころ満載で、珠城さんに釘付けされながらも、他の人を観るのも忙しく~でも熱く手拍子で参加して、最高の「カルーセル輪舞曲」でしたヽ(^o^)丿
ショーの詳しい感想と、個人個人の感想はこちらに書きました。
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