星組「ベルリン 我が愛」と「ブーケドタカラヅカ」を観てきました。(お一人お一人の感想も)
星組「ベルリン 我が愛」とタカラヅカレビュー90周年「ブーケドタカラヅカ」を観てきました。
お芝居もショーも良かったですよ~!ヽ(^o^)丿
お芝居は、ナチスドイツに支配された時代、ハリウッドと並ぶ映画界のベルリンで、ドイツ随一の映画会社UFAは倒産寸前で、
様々な事情からプロデューサーのカウフマンも手を焼いて居た時、テオは名乗り出て何とか監督を任せて貰えるが~
予算はメトロポリスの10分の一でとか、それでも引き受けたテオは、キャスト選びも簡単ではなく~仲良しの絵本作家エーリッヒ(礼真琴)に脚本を書いて貰ったりしながら映画を作って行くのですが、ナチスによる表現の自由を抑圧するファッシズムに遭い苦労する物語でした。
それでもナチスの圧力と戦いながらも夢を諦めず~最後又いつか一緒にやろうと言う言葉を交わして終わるラストに明るい未来を感じて良かったです!
映画作り自体が、現在星組が作品創りをする現実と一致しているので、その中で感じた、ジルにメイクを指導したり、作品をよりよいものにするために~の考え方や、エーリッヒとの仲良しぶりや、彼を信じ協力し合ったり~が現在のトップと2番手としてリンクして居たり~キャストが所々で嵌って居て~原田 諒先生、中々星組を良く理解されていて上手いな~と思いました。
お一人お一人について
テオ役の紅ゆずるさん…お芝居では…ナチスの圧力にも屈せず夢に向かって走り続ける姿は、まさに紅さんご本人の様で、エネルギッシュで自信に満ち溢れて居ましたね~!ジルにメイクを指導したり、夜空でのシーンは、ジルの綺咲愛里さんへの優しさがコンビの優しさにも繋がり暖かさを感じました!
ショーではトップらしく歌は少々難を感じながらも、唄う姿は堂々と~ダンスも自信を感じさせてくれて~琴ちゃんとのコンビもぴったりで~現代的なものも良いが、♪夜霧のモンマルトル~の様なシルクハットに燕尾姿も良く似合って~素的でした!フィナーレの3組のダンスの綺咲愛里さんとのコンビも黒いお衣裳でしっとりと大人の雰囲気で踊られて~魅力を感じました!
綺咲愛里さん…可愛さがあり、清楚なジル役は似合って居ましたね!
ショーでは紅さんとのダンスで彼女の隠れた魅力=色気も感じられて成長が感じられ良かったです!
エーリッヒ役の礼真琴さん…今回の役は、女性には奥手だったが、常に監督テオを信頼し~協力して行く姿が2番手としての姿にリンクして明るい等身大の役も難なくこなして、上手いな~と感じました。
映画が成功したのはシナリオを書いてくれたエーリッヒのお蔭と~彼の労をねぎらうテオ、でもエーリッヒはこの物語を描けたのは、恋人のルイーゼロッテのお蔭と言って、彼女に求婚するんですね~!琴ちゃん役の上でも幸せですね~!ラブシーンは、阿弖流為と同じ有沙瞳さん…少しラブシーン慣れした様だった!( ◠‿◠ )
ヨーゼフ・ゲッベルス役の凪七瑠海さん…ナチスの全国宣伝指導者でしたが、ナチスらしく恐さが感じられて憎まれ役でしたが上手かったです!
ショーでは歌もダンスも上手く~さすが専科さんでした!
アルフレート・フーゲンベルクの壱城あずささん…出番は少なかったがお芝居では貫録を感じさせてくれて、
ショーでは良いお顔で歌もダンスも上手く~お別れを感じるのか皆さんから大きな拍手をもらっていましたね!
ニコラス・カウフマン七海ひろきさん…お芝居は随所でプロデューサーとして活躍・貫録もあり良かったです!
唯ショーは、一生懸命さは感じるのですが、手先にまでほとんど神経が行き届かず~一緒に踊っている人と比べるとダンスに弱い事を感じますね~!歌は練習の成果が見えて上手いとは言えないが自信を持って唄って居られるように感じました!
ヴィクトール・ライマン役の天寿光希さん…今回はベテラン俳優と言う事で、かなり豪快さを感じましたが、何をやっても上手い人で、最後の映画出演で発声練習をするシーンは可笑しくて~客席は大笑いして居ましたね!傍で観劇されてた北翔さんも大笑いしていました!
ショーでは歌もダンスもやる気を感じて上手かったですね!
レーニ・リーフェンシュタール役の音波みのりさん…今回の役はジルに敵意を抱き、ジルがユダヤ人である事をフーゲンベルグに暴露してしまうんですね!今までの天使の様なイメージとは余りにも違っていて私としては少し不満も感じながらも上手く演じていてさすがでした!
フィナーレの3組のダンスでは七海さんの相手として踊ったり~沢山活躍が観れて女役さんの中では常に気になる存在です!
ジョセフィン・ベーカー役の夏樹れいさん…歌も上手く黒塗りで大変だったでしょうけどレヴュースターとして活躍されていて上手かったです!ショーでは男役に成ったり女に成ったり忙しかったようですが、本当にもっと活躍が観れても良い人だったのに~の印象が強かったです。
十碧れいやさん…お芝居はぽっぷあっぷで話していたよりも厳しさが感じられましたよ!ショーではセンターでダンスも上手く目立って居ましたね~!兎に角上背はあるし~ダンスがキレが良く美しくて~次回はもっと使って欲しい!
ロルフ・シェレンベルク役の瀬央ゆりあさん…テオの仲間の若手俳優と言う役でしたが、容姿が良いので映画でも使って貰えて~銀橋で紫藤りゅうと天華えまとの3人口のセンターで唄う歌もまぁまぁで、歌は練習の成果が出ているのかな~と感じさせてくれますね!
役では唄う場面で使って貰えて~覇気も感じるし~何事にも自信を感じて良いですね~!
ルィーゼロッテ役の有沙瞳さんは、エーリッヒの恋人として随分と積極的な役でしたが、若いのにあちこちで使われ~凄いな~の印象です!
フィナーレの3組のダンスでは琴ちゃんの相手役として頑張って居て~阿弖流為もそうでしたが、何となくこの先が気になる人です!( ◠‿◠ )
と言う訳でお芝居ショー共に、時間を忘れて楽しめる舞台で幸せの一時でした\(^o^)/
後2度ほど観に行く予定です。
帰りにはカレンダーやらルサンクなど沢山買って来ました。
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