星組「ベルリン我が愛」2度目を観てきました。

今日、星組「ベルリン我が愛」2度目を観てきました。

一度目よりもお芝居・ショー共に格段に良くなって居ました。

ナチスの支配が及ぶベルリンを舞台に、トーキーの映画作りに情熱を燃やしたテオ（紅ゆずる）と、その仲間たちが様々な困難に遭いながらも一致団結しながら奮闘を描いた物語でしたが、

2度目を観終わって感じた事は、カフェの場面の紅さんと琴ちゃんのやり取りがすごく自然で～二人の芝居の上手を感じますね～！

この舞台も観れば観るほど理解すればするほど素晴らしい舞台だったな～の印象を強くしました。

ストーリーの展開も、セリフの一言一言にも無駄な言葉が無い。

その中で伝わって来るテオの愛と夢と希望に満ち溢れた映画を創りたいと言う情熱！

ジル・クライン（綺咲愛里）と言う女優を一から育て、最後まで守ろうとする姿勢！

ジル・クラインも又そんなテオの熱い気持ちを感じてか、彼を信じ何処までもついて行こうとする健気さ！

理想に向かって一歩一歩進み始める彼の前に立ちはだかるナチス！

本当に一難去って又一難の映画創りでしたが、一度は断られたベテラン俳優のライマンさん（天寿光希）に勇気づけられたり～ナチスのプロパガンダ映画に利用されそうになりながらも、圧力に屈せず～

しかしナチス宣伝全国指導者のゲッベルス（凪七瑠海）に人気女優となったジル・クライン（綺咲 愛里）まで誘惑され～

それでも毅然とした態度で「女優の魅力は映画の中にだけ求めて欲しい！」とカッコいい台詞を言い放ち、ジルを取り戻したテオ！

結局最後はナチスの親衛隊に取り囲まれるが、何とか二人は逃げ切って～ハリウッドへ向かう寸前にプロデューサーのカウフマン（七海ひろき）が撮り終わったフィルムをトランクに入れて持ってきてくれたのでした。

一連の苦労と、余りのテオの喜びを観ていて～こちらも良かった良かった！の気持ちで一気に涙が溢れました。

この流れが良くなっている事を実感しました。

いつか又一緒に映画作りをやろうと言う言葉を残して～エーリッヒもその時まで書き留めておくから～と言い～最後に汽車のデッキで交わすテオとジルの熱いキス…二人が初めて交わすキスでした！きっと又いつか二人でベルリンへ来るんだろうな～と感じさせるラストが素的でした。

脚本演出の原田諒先生…原作とオリジナルとをうまく融合させて～脚本も変化に富んでいて上手いし～面白いし～展開も早い！愛あり～仲間との絆も描かれていて、何となく今の星組にリンクする。

映画作りで苦労していく過程で運命的に出会ったテオとジル・そしてエーリッヒ（礼真琴）とルイーゼロッテ（有沙 瞳）、二組の美しい愛を描いて素的な舞台でしたヽ(^o^)丿

今日のライマンさん（天寿光希）発声練習の場面で♪ライライライライ～（ノバ・ボサ・ノバより）唄って踊って～客席はくすくす笑いが起こって居ました。

ショーもどの場面をとっても素敵な場面ばかりで、紅さんの魅力も～琴ちゃんの魅力も～たっぷり感じて癒されました。

モンパリ～や、♪シャンソンドパリ～♪サ・セ・ラムール～♪夜霧のモンマルトル～♪赤い薔薇のスパニッシュ、♪花夢幻等など～どれも良い曲ばかりで～しかも自分にとっては懐かしく～ロケットも薄緑色のお衣裳が素的で、色んなフォーメーションで魅せてくれて良かったです！

最後の3組のデュェットもそれぞれが美しく、黒いお衣裳で踊られた紅さん・綺咲さん大人のダンスで良い雰囲気を感じ素的でしたね～！

琴ちゃんがセンターで踊る時、目を点にして見ましたが、切れの良いダンスでも全身に神経が行き渡って居てその美しい事！ダンスを観ているだけで幸せ感いっぱいでした。

その他、瀬央さんも押されて活躍されて居ましたし、壱城さん・ひろ香祐さん・紫籐さん・夏樹 れいさん・十碧 れいやさん・音波みのりさん等も活躍されて居ました。

本当に寒い一日でしたが、舞台は熱く最高でしたヽ(^o^)丿

私は7列センターでしたが、5列のセンターに天童よしみさんがご観劇でした。

行ったついでに、ザタカラヅカⅦ星組特集と、歌劇と2018年のカレンダー手帳を購入してきました。

本当に至福の一時でしたヽ(^o^)丿