星組「ベルリン我が愛」3度目を観てきました。(追加)
星組「ベルリン我が愛」3度目を観てきました。
お芝居は全体的にはストーリーが良くて~テオを中心の映画人たちが熱く~一致団結する姿も良かったし~特にナチスの支配下から逃れようとするラストシーンにグッときましたが、セリフなど無駄がなく~良い場面が沢山有り原田先生の脚本家としての力量が感じられ~素晴らしい舞台でした!
誰もが楽しめる映画を作ろうとトーキーの映画作りに情熱を燃やすテオ(紅ゆずる)とエーリッヒ(礼真琴)とその仲間たちが、一致団結し、ナチスの圧力にも屈せず~最後まで映画作りを諦めない~姿勢が素的でしたね~!
ナチスの支配下にある中で、テオはジル(綺咲愛里)をお化粧映えのするメイクの方法からライトの使い方まで教え~世に認められる大女優に育て上げ~常に優しく接し~自然に愛を育んで居る二人の愛が素的でした!
その一人前の女優に育て上げたジル・クライン(綺咲愛里)を~ナチスの宣伝部長のゲッペルス(凪七瑠海)から護り~最後はこれからハリウッドに渡り~又一緒に作ろうと言う未来が見える最後が素晴らしく~感動しました!ヽ(^o^)丿
その他、お芝居でお気に入りのシーンは…カフェの場面好きですね~!演じる人たちも余裕が出て~紅さんと琴ちゃんのカフェのシーン等は、軽いタッチで、テンポは早いし~最初の頃よりオーバー気味に演じて~それはもう生き生きと役を生きて、テオとエーリッヒがさゆみさんと琴ちゃんにリンクして楽しそうで~二人や、カフェの仲間たちの深い絆を感じました!
その他いいな~と思ったシーンは、「忘れじの恋」の映画が成功した時、テオはエーリッヒのお蔭と言うが、エーリッヒはルイーゼロッテ(有紗瞳)のお蔭だったと彼女に求婚する場面は、みんなに祝福され~奥手だったエーリッヒの成長を感じるし、琴ちゃんファンとしては嬉しい場面でした。
サイレント映画のベテラン俳優のヴィクトール・ライマン(天寿光希)が、ゲルダ(万里柚美)のカフェに突然現れて~過って自分がゲルダに掛けられた時の言葉で、やる気を無くしているテオに「テオ諦めるな!戦え。俺に出来る事は何でもする」と言ってくれたり~女将さんとは昔良い仲だった雰囲気が感じられて~素的なシーンでした!
ゲッペルス(凪七瑠海)邸で誘惑されそうになったジル(綺咲愛里)を助けた後で、「映画は映画を愛するすべての人間の為にある」と仲間たちと気勢を上げる場面は星組の一致団結感を感じて良かった!
一人一人については
紅ゆずるさん…テオヴェーグマンはカウフマン(七海ひろき)と掛け合って監督にさせてもらうが、映画作りに情熱を掛ける姿が、何となく星組で指導に当たる紅さんとリンクしたり、ジルには優しく教える姿が自然で~トップとトップ娘の仲のように感じて違和感なく素的でした!
エーリッヒ(礼真琴)とは長い付き合いらしく深い絆で結ばれている様子を感じ~二人の仲良しぶりが自然に感じました。
綺咲愛里さん…ネルソン劇場のレビューガールから映画に出演するジル・クライン役でしたが、どこまでも監督を信じついて行く姿が素直で~健気に感じましたが、トップ娘の関係にも見えたり~可愛い存在でした!
礼真琴さん…絵本作家のエーリッヒ役でしたが、監督となられたテオとの仲良しぶりが好きです。二人共お芝居が自然で上手いですね~!
歌も上手いしダンスも上手いし~その上お芝居も~若いのに全く持って言う事無しの上手さでしたよ!
カフェのシーンは、軽いテンポの速いやり取りがメランコリック~の1シーンの様に思えました!
凪七瑠海さん…ナチスの宣伝全国指導者役でしたが、如何にもナチスの役人と言う感じでお堅さ!冷たさが感じられて上手かったですね~!歌も声が硬く~ナチスらしさを感じました。
万里柚美さん…カフェの女将のゲルダ役でしたが、映画人のたまり場で、気さくな女将を演じて暖かみを感じました!
美稀千種さん…UFAの社長のアルフレートフーゲンベルグ役でしたが、UFAの赤字は増大し、倒産の危機に瀕して居たり~いつも周囲から責められっぱなしで~惨め!
トーキーの映画「忘れじの恋」が出来あがった時は、びっくりでしばし動かずでしたね!
壱城あずささん…大実業家で、後にUFAを買収するアルフレートフーゲンベルグ役でしたが、レーニ(音波みのり)から耳に入れた情報からジルの親がユダヤ人と言う事を聞きこんで、ナチスのゲッペレス(凪七瑠海)にジルを使う事を拒み電話するが、聞き入れて貰えず~大実業家もナチスには弱いようだった!
七海ひろきさん…UFAの映画プロデューサーのニコラス・カウフマン役でしたが、テオに支払いが10分の一である事を承知してもらったうえで、監督をやらせ~以後テオのやり方に理解を示し~最後まで味方して優しさを感じました!
これで歌がうまければ~の思いは拭えず~でしたがお芝居は上手かったですね!
天寿光希さん…サイレント映画時代のベテラン俳優のヴィクトール・ライマン役でしたが、最初はテオの映画に出る事を拒んでいたが、「忘れじの恋」を観た後は、自ら出ようと言ってくれて~声を出す練習するシーンは何かやってくれるんじゃないかとファンは期待しているようで、発声練習の場面は、今日もクリスマス志向の言葉を発していたようだが、良く聞こえなかった!
音波みのりさん…ネルソン劇場のレヴューガール・テオの映画に出演する役でしたが、レビューガールで銀橋を踊りながら渡る時の色っぽさ!さすがに大人の踊り子役は上手かった!
でも後半は映画の自分に対する好評が無かったのはジルの所為と決めて~恨みフーゲンベルグにジルの過去を告げ口したり~嫌な女を演じていたが、音波さんのこういう役は初めて観ましたが、アクの強い強引な役も意地悪っぽい所も上手かったですね!
夏樹れいさん…黒いヴィーナスと謳われたレビュースター・ジョセフィン・ベイカー役でしたが、黒人女優として唄うシーンは、ダイナミックな唄いぶりと貫録でしっかり役をこなして上手かったですよ!
瀬央ゆりあさん…若手俳優でテオの仲間のロルフシェレンベルグ役を演じて居ましたが、歌も部分的でしたが割と上手く~(エーリッヒの台詞)何より映画の「忘れじの恋」の主役を演じて成功する役ですからインパクト強いし~さすが2枚目ですよね!劇団の推しを感じますね~!酔っぱらい場面はよくぞあそこまでやりましたね(*^-^*)
有紗瞳さん…エーリッヒの恋人で、カフェの女給のルィーゼロッテ役を演じて居ましたが、美人だし~健気さを感じますね!琴ちゃんとのラブシーンは阿弖流為からですからね~(*^-^*)
その他、紫藤りゅうさん・十碧れいやさん・ひろ香裕さん・天華えまさん等若手の活躍にやる気を感じて良かったです!
ショーについてはこちらに書きました。
2度目に観劇した時の感想はこちらです。
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